DetonatioN Gamingに三年間所属して

 この度、格闘ゲームプレイヤーである自分はDetonatioN Gaming(DNG)を脱退することになりました。なんの実績もなく勢いだけだった自分をほんの少しではありますが実績を残すようなプレイヤーになるまでの成長をサポートしてくれたDNGのオーナー梅崎さんをはじめ、スタッフさん、同じ部門で面倒を見てくださった板橋ザンギエフさん、並びにDNGから自分のことを知り応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございました。

 

最初は、ストリートファイター5の全国大会であるDMM CUPという大会にGGP所属のプロゲーマー、ナウマン(当時は二人ともアマチュア)とチームを組んで出場し、そこで準優勝したことがプロになるきっかけとなりました。

偶然同じタイミングで格闘ゲーム部門のプレイヤーを募集していたDNGに応募し、選考を抜けて2016年の6月からプロの育成枠として活動することになったのです。

 

その時の面接で初めて代表である梅崎さんとお話したのですが、「自分が必ず世界を獲るプレイヤーになります」と一言いいきったのを覚えています。なんの根拠もない自信と目標だったのですが、そこを信じて自分を3年間もチームに所属させてもらえたことを本当に感謝しています。チームにいる間一度だけ海外大会で優勝することができましたが、EVOやプレミア大会、サーガ大会では優勝することが出来ず、そこは心残りだと感じています。

 

入った当初は育成枠ということでやらせてもらうことになったのですが、サポートとしては当時の自分の実力から考えるともったいないほどのものでした。最初の頃の海外大会なんかはプール落ちばかりで、プロであることを誇らしく思っていた自分が恥ずかしいです。

今思えばプロになったときが一番自分のことを心身ともにプロゲーマーだと自覚していたのかもしれません(笑)

これはまた別の機会に話すと思いますが、今ではプロゲーマーの考え方も変わってきています。

 

結果が出ていなくとも何度も海外へ連れて行ってもらったり、イベントに出演させてもらったり、練習の環境を作ってもらったりと本当にいろんなサポートをしてもらうことで、才能のない自分ではありますが徐々に実力を伸ばすことが出来ました。昨年ではDBFZの大会で最終予選こそ抜けることはできませんでしたが、チームに入った当初には持っていなかった格闘ゲームで生きる自信を感じることが出来ました。

 

今後は格闘ゲームプレイヤーとして世界を獲るプレイヤーを目指し続けることはもちろんですが、日本Esports界のパイオニアとして業界を引っ張り続けてきたDNGの意志を心に刻み、チームを離れたとしても同じ業界を引っ張る立場であり続けるために努力していくつもりです。まだまだ未熟ではある自分ですが今後の活動も応援していただけると幸いです。

 

改めて約3年間、本当にお世話になりました。

 

ありがとうございました。